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「インタラクティブブローカーズの両替って手数料あるけど、どうなの?」

今回は主に『インタラクティブブローカーズ(以下:IB)の両替方法とコストを知りたい』という方に向けて、IBLLC(米国口座)を保有する私が実際に行って得た知見を共有していきます。

結論から言うと、上の質問に対する回答は『手数料はかかるけど、両替コストはかなり良好と言える』です。


まだまだ使い慣れていませんが、私と同じように海外居住でIBの情報がもっと欲しいと悩んでいる方の力になれば幸いです。

この記事の対象となる方
  • IBLLC口座に興味がある
  • IBLLC口座の両替方法が知りたい
  • 両替で発生するコストを知りたい

IBLLC口座については以下記事でもまとめていますので、あわせて御覧ください。

私の実体験のため、情報が偏っている場合がありますが、あらかじめご了承ください。

IBLLC口座で両替

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IBで米国株(日本国外株)取引をするために必要なIBLLC口座。


入金はシンガポールドル(以下:SGD)で行いましたが、米国株をUSDで買いたい、ということで両替をしてみました。


スマホアプリでもできそうな感じはしましたが、まずは実際にやってみたTWSでの両替方法をまとめていきます。
 代表的な両替方法
  • TWS(トレーダーワークステーション)(今回経験したもの)
  • IBスマホアプリ(未経験)

TWSでの両替手順(SGDでUSDを購入)

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IBLLC口座保有者はTWS(トレードワークステーション)というIB公式ツールが利用可能で、そこから両替を行っていきます。

TWSとは

口座入金や口座の保護設定など口座管理を行うのが『クライアントポータル』です。


クライアントポータルでは簡単な取引も行えますが、そこでは行えない取引を実行したり、株価情報を見たりしながら取引するためのツールがTWSです。


IB口座保有者は無料で利用できるので、PCにダウンロードするのが一般的ですよね。
TWSダウンロードは公式サイトで!

両替手順

やり方は以下の方法以外にもいろいろな経路があると思いますが、基本的には「USD.SGD」を「FXCONV」で「買う」だけですね。
SGDからUSDを購入(両替)する手順
  1. TWSにログイン
  2. クラシックTWS
  3. USD.SGDの上で右クリック
  4. 買いをクリック
  5. 数量:購入の希望のUSDの数量を入力
  6. 送信先:FXCONVに変更
  7. 発注をクリック
  8. 注文確認画面で詳細を確認し、再度発注をクリック

TWSにログイン

まずはログインしましょう。


ダウンロード済みなら、アプリを開いてIDパスワードを記入して、スマホ認証を経てログインできます。スクリーンショット 2020-03-06 10.37.13

クラシックTWS

ログインできたら『クラシックTWS』を開き、「USD.SGD」を探しましょう。


『モザイク』でも可能です。


『モザイク』と『クラシックTWS』の切り替えは画面の下部で可能です。スクリーンショット 2020-03-06 10.41.50

USD.SGDの上で右クリック

USD.SGDにマウスをあわせて右クリックするとボタンがでてきます。スクリーンショット 2020-03-06 10.46.18

買いをクリック

USDを購入して手に入れるので「買い」をポチッとな。


ここで仮に「売り」を選択しても後から変更可能です。

数量:購入の希望のUSDの数量を入力

数量を入力していきますが、プルダウン形式となっていて、1,000単位(◯K)でしか選べないような気がするのは私だけ?


幸い私はUS$7,000にしたかったので、「7K」を選択できましたが、7,777とかはできないのかな?

送信先:FXCONVに変更

『アドバンス』をクリックすると送信先を変更できるので送信先:「FXCONV」を選択します。スクリーンショット 2020-03-06 10.46.54

発注をクリック

上記の「送信」ボタンを押してもいいです。

注文確認画面で詳細を確認し、再度発注をクリック

注文確認画面が表示されて、問題なければ発注ボタンをポチッとな。


この画面で確認したいのが、「買い」であるかどうか、「FXCONV」であるかどうか、「数量」があっているかどうか、です。


為替レートなどは気にしてもしょうがないので、管理画面ででてきたままの価格(指値)でいいでしょう。

IBの両替コスト

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両替手順をおさらいしたところで、気になる両替コストです。

手数料があるIB

両替する場合、手数料なしと謳っている証券会社も数多くあると思いますがIBの場合、両替(発注)時に手数料がかかると記載されています。


注文確認画面でしっかりと手数料〇〇〜〇〇と明記されていましたよね。


でも単純に手数料があるから他の証券会社に両替コストが劣っているかというと、全然そんなことはありませんでした。

見えないコスト(スプレッド)

街の両替所を思い浮かべたらわかりますが、彼らは「手数料」を明細に入れていません。


表現上は手数料なしですが、実際には「買い」と「売り」の価格差で儲けていますよね。


これが証券会社にも当てはまります。


いわゆるこの見えないコスト(価格差)も含めてIBは低コストと言えるのかどうか。


シンガポールにある証券会社フィリップ証券(Phillip Securities)と比較検証していきます。

各社の価格差

調査は完全に同時にはできないので、各社間の価格のズレは今回気にしないでください。


あくまでも同社内での「買い」と「売り」の価格差を見ていきます。
「買い」と「売り」の差(USD-SGD)
  • 【Ph】買:1.3817 売:1.3887 差0.00700
  • 【IB】買:1.3837 売:1.38378 差0.00008
これだけでもIBはかなり価格差が小さいことはわかりますね。


でもフィリップ証券も安そうに見えます。


実際の両替にあわせてもう少し見ていきます。

フィリップ証券の見えないコスト

私は現在、3ヶ月に1回SGD9,000+配当でVOOをUSD建てで購入していますので、それに照らしてSGD10,000をUSDにして、SGDに戻す計算をしていきます。


SGDをUSDにする場合、USDを買うので「売り」の価格を参考にして、USDをSGDに戻すためには今度は売ることになるので、「買い」の価格を適用します。
フィリップ証券
  • SGD→USD=SGD÷売価格:10,000→7,200.98
  • USD→SGD=USD×買価格:7,200.98→9,949.59
SGD10,000がSGD9,949.59になりました。


SGD50.41(0.504%)減りましたね。

IBの見えないコスト

IB
  • SGD→USD=SGD÷売価格:10,000→7,226.58
  • USD→SGD=USD×買価格:7,226.58→9,999.42
SGD10,000がSGD9,999.42になりました。


SGD0.58(0.006%)減りました。


見えないコスト勝負はIBの圧勝ですね。

手数料+見えないコスト勝負

では実際の両替コストはいくらになるのか、ということが重要ですのでもう少し見ていきます。

フィリップ証券の場合

手数料はないので0%、見えないコストはこの場合半分にした方がいいのかな?


よくわからないので半分にしておきますが、そうすると

手数料=0%+0.504%÷2=0.252%

これがフィリップ証券の手数料+見えないコスト、実質コストとします。

IBの場合

IBの手数料は総額によって(?)変動するようです。


ということで、今回実際USD7,000に両替したときのコストを参考にすると、手数料はSGD2.77(0.03%)でした。


そうすると

手数料=0.03%+0.006%÷2=0.033%

これがIBの実質コストで、これで見ても手数料はあるけどIBの方が低コストと言えると思います。

感想

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インタラクティブブローカーズの懸念点の一つ、「両替に手数料がかかるけど?」問題はどうやら気にしなくてもいい、というかむしろお得であるということがわかりました。


ただ、「1,000単位未満の両替はできるのか?」とか「ある程度まとまった金額が必要ではないか」といったことは、まだまだ追求していく余地ありですね。


ま、私の投資スタイルで関係なさそうなことでもあるので、調べる機会は訪れないかもしれませんが。。


さて、次の記事ではようやく取引について報告できますかね。


シンガポール在住者がIBLLCでVOO(USD建て)を購入する予定ですのでよろしくお願い致します。

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